2011/09/29

I don't know how she does it

シンガポールより皆様へ



今日は、朝、東京の親友と電話でキャッチアップをした後




ザザっと家事をして





隣の駅に1人で映画を見に行きました。




サラジェシカパーカの映画です。





このブログでも幾度も触れている、






言わずと知れた、SATCシリーズの主人公ですね。






NYの街を舞台にしている事は一緒でしたが






キャリアウーマンとして、母として、妻として奮闘する。という役どころでした。






映画を見た人のレビューが結構酷くて





”女性誌で読むキャリアウーマンのHectic(めちゃくちゃ忙しい)日常以上になにものでもない”とか、




”サラジェシカパーカーを疲れて見せるのは監督の意図だったかもしれないが
実際見た目がawful (酷かった)”など・・・・





でも、行きました。






会場につくと、誰もおらず、結局私を含めて観客は5人だったのですが





スクリーンをたった5人で独占してみたその映画は






本当にヨカッタです。





映画は、出張帰りのサラが






子供の学校のベイクセールで、子供をがっかりさせる訳には行かないと






市販のパイをデリで買ってきて夜中に細工するところから始まります。





母と妻、そしてキャリアの両立は





優先順位と選択の連続




いつもやる事をリストアップして眠れないでいる、というところ




「ハイヒール履いて羨ましいわあ」と、学校でうわべで褒められた後





「頭とかしなさいよね」と背中に陰口を叩かれるシーンなんて





可笑しいながらになんだかリアルです。





SATCが好きな方であれば、サラを、長年見た親友のように





感情移入できる人も多いと思いますが





ワタシもその一人で、





彼女が焦った時の話し方、説得するように話す時の話し方、





嬉しそうに肩をすくめながら話す姿を見ながら





自分や友達と重ね合わせました。





確かにシワが目立つ、メークの薄い彼女は、それこそが愛おしくて






本当にハートウォーミングで、チャーミングでした。






華奢な足に折れそうな程のハイヒールの靴を履いて





出張先からアイフォンで電話のむこうの子供に子守唄を歌って聴かせるサラは






仕事、家族、母親、女性、どれにも訴えかけてきて







仕事をはじめた自分に元気と勇気と、そしてやる気も





みんな分けてくれました。





夜景で言えばシンガポールも負けてはいないのだけど





プレッツェルをかじりながら、上司であるハマリ役のピアーズブロスナンと秋のNYを歩く姿。





朝電話した親友のあの子も、もし東京でこれを見たら





”NYに行きたいね。”と、きっと言うだろうなと思いながら映画館を後にし






ワタシの今日の ”リスト” 楽しい部分を終えたのでした。





" I don't know how she does it  "   どんな邦題になるのかな。






さ、ワタシもほかのTODOをかたずけるぞ!







予告編、のせておきますね。






Love,



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2011/09/27

超刺激的二週間

シンガポールより皆様へ





友人が星を訪れてくれたこと、先日投稿しましたが





実はそのあとも友人が二連続でこちらを訪れてくれるという





こちらに住んで丸一年になった9月12日を皮切りに





丸々2週間、日本からの素晴らしきゲストとの日々を過ごしました。





2週間で二回登ったベイサンズ





F1も会場にも行き




ベイサンズからもF1を眺め




動物園も行きました。








毎々ながらに、定番のあれこれも食べました。






F1の傍らで行われる海外アーティストのライブ







東京の友人が ”夢に出てくる程好き” というあのK-POPユニットも






見てしまったワタシ。





クレバが来た時もそうでしたが







勢いのあるアーティストをまじかで見るのは、流れ星を連続で見ているような





そんな心地になりますね。







オーマイガー、ヒーィズソーセクスィィイイイイイイイ!!!!と





絶叫していたのは、ワタシではなく後ろのローカルの子でしたが^^






ともかく、ライブは素敵でした。






とにかく二週間で、あの人にもこの人にも優しくしてもらったネオ




さらに、”ゲストが来る時がチャンス!”とばかりに







行く先々でとりあえず車を買ってもらってさぞ満足であったかと・・・




このとんでもなくスペシャルな二週間を経て





其々からいただいたお土産を・・・食べたりつけたり、また、読んだり読み聞かせたりしながら






「超刺激的二週間」の後、今週からは、ノーマルな日常に戻りはじめます。





ゲストのみんなから貰った写真を使いながら、駆け足気味に書いていますが・・・





こうしてみんなが訪れてくれる事で、





一緒にシンガポールを噛み締めて、好きになり




同時に、日本も嘗てなく、愛おしくなっております。





まだ来てない親友も一杯居ます。





いつか、ガメンノムコウノアナタ との、「二年目のご案内」がよりエキサイティングになるように






来星二年生、頑張るからね!




Love,





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2011/09/20

フセインの愛人の告白、From スエーデン

シンガポールより皆様へ






9月14日に出版されたこちらの本






”あの” サダムフセインの愛人を30年にわたり続けた女性の告白です。





現在、スエーデンに暮らす、ワタシの大好きな友人が





スエーデン語から日本語への翻訳をしました。





友人が幾度にも分けて色々な切り口から本についてのインフォメーションを





こちらのブログで発信しています。





ブログでの紹介の、どの切り口から読んでも





女であれば、まず絶対に、買って読みたくなること請け合いです。





一部彼女のブログの文をそのまま抜粋させていただきますね。


タイトルやオビを読むと、なんだか怖そうな話だなぁ という印象だと思います。
確かに、サダム・フセインに一生を翻弄され続けた女性の物語。
でもこの本にあるのは、恐怖や陰鬱さではありません。
その代わりに、溢れんばかりの華やかさと、愛の強さ。
彼女の生き方自身がそうだからです。
大富豪の令嬢として大切に育てられ、
夢見る17歳の頃恋に落ちた、王子様のような男性。
それが後に、その残虐さで世界に名をとどろかすサダム・フセインでした。
その後一生に渡って彼女を支配しようとするサダム。
その中で、語学力と社交性を生かして華やかなキャリアウーマンとしても活躍し、
シングルマザーとして全力で3人の子供たちに愛を注ぎ育て、
フセイン一族の魔の手から守り抜いた彼女。
政府の高官や軍人たちが、サダムの機嫌次第で、次々と殺されていったイラクで、
なぜお嬢様育ちの非力な彼女が生き延びることができたのか?
子供たちを3人とも守りきることができたのか?
私は、その答えは 「愛されて育った子は強い」 だと思うのです。
彼女は両親や兄弟にとても愛されて大切にされて育ちました。
愛を知っている人間は強い。
それを身をもって証明した主人公。
その生き方に、勇気をもらい、
自分が女として、母親として、どうやって生きていくべきなのか、道を指し示してもらえた気がします。
一人でも多くの人に読んでいただきたく、この本を日本語に翻訳しました。


ね^^?引き込まれませんか?





本のご紹介そのものは、彼女のブログに譲らせていただきます。





翻訳をした久山葉子さんは、日本で息子が通っていた園の、ママ友でした。





入園前のオリエンテーションで、思わず彼女に声を掛けたワタシ。





なぜって、





旦那様が、嘗て、(当時の)ワタシと同じ会社に在籍していたんです。





それは大勢が働く会社で、たまたま、旦那様を覚えていたワタシ。





そこから家族ぐるみ、ママ友のみんなとの付き合いが始まりましたが





そのうちの日常の大半はまだ1才だった子供の保育園やら病気やら





復帰したばかりの社会との折り合いでてんやわんや。





細か〜い事がスマートにいかない状況を各々初体験していた時期





その中の、たった8ヶ月だったんですが





そのたった8ヶ月の間で





”友達をものすごく大事にする人”という強い強い印象をワタシの中に残して





きっと長く特別な付き合いになるであろう、という確実な感触を残して





彼女はスエーデンに旅立ち





不思議なもので、1年しないうちに、自分も日本を離れていました。





業界にツテもなかったのに、ドイツのブックフェアーまで出掛けた彼女





なんというか、





海外に出て、日本での状況、自分のしていた事は、一旦無くなったモノ同士





海外で自分を見出す、という言葉はタイソウな感じかもしれませんが





で、どうなる? という事については、よく彼女と話しました






彼女が自分で掴みとり、形にして、羽ばたかせるまでに至った本の翻訳。





心の底から、感動しています。





彼女は贈呈すると言ってくれましたが





ワタシは、ものすごくはやる気持ちを抑えつつ、この本は





必ずや、自分の「星・初給与」で買うゾ!と決めています。





そう、来週から、ワタシもこちらでオフィスワークです。





それについてはまた今度お話させてください。





星での二年目が、ワクワクを抱えてスタートを切れる事を





彼女の翻訳本の出版と同時期に彼女に報告出来た事で





彼女との不思議なタイミングをまた感じたりもしました。




葉子さん、本当にオメデトウ!





さて、と、本が大好きな義妹にメールをすると致しましょうか^^





皆様も、是非、やってくる秋の夜長のベッドサイドに。





Love,



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2011/09/16

来星一年のギフト

シンガポールより皆様へ





また少し、ご無沙汰している間に




満月のその月を見逃したままに、





私も星に住んで一年が過ぎました。





一年のちょうどのその日に、こちらに友人がやってきました。




一年の間、何組も来てくれたけれど、”女の二人旅”をお迎えするのは初めて。




二人とも会社を退職しての”節目旅”です。





夕方からは息子も一緒でしたが




あんなに息子を長く抱ける人って、ワタシの母以外でもいるんだ。というくらい




代わる代わる息子を抱いては、飽きさせないように話をしてくれて・・・






お友達の片方が息子を抱けば、





抱いたほうの友達の肩から、スッとカバンを抜いて持つのはもう一人。





二人の華麗な連携プレーにワタシはただ感謝しきりでした。





ともかく一杯、甘えさせて貰った息子です。





ワタシの心の中の事で言えば





短い二日間の事は、なかなか言葉にしつくせないものがあって





言葉にしつくせない部分があるなら多くの人にここで公開するのは





おかしいのかもしれないけれど





でも。





誰かを好きだなという思いを、






旅で深くするのって、いいですね。






ワタシは旅をする側ではなかったけれど、それでも。






二人は同じ会社の、他部署で働いていたという間柄で、





全員が会社を辞めてしまうと





方向は、二つに別れる事もあろうかと思いますが、





”導かれるようにこちらへ来た”と二人が言ったそのタイミングは





ワタシが、自分にだけ、説明のつくタイミングでもありました。





旅って多分、行く先々ももちろん重要だけど





旅先で解き放たれた心が、いつも優しい人はもっと優しく





いつも穏やかな人は一層穏やかに



そういう枝葉が鮮明になる気がします。それを受ける心もしかり。






そう感じたことが沢山ありました。



ワタシの心と目に焼き付けたものをシェアすると






とめどなく長くなってしまいそうです。





タイミングの神様、いつも優しいわけではないけれど、





”ここでの一年、お疲れ様ね” と、





友人を一層好きにさせてくれる2日をセットアップしてくれただけでなく





ほんの少しだけ欠けた、低い所にあるオレンジ色の満月のギフトも用意して






お別れの夜を飾ってくれました。





ふたりとも本当にありがとう。


Love,




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2011/09/06

靴と月餅

シンガポールより皆様へ





朝日、太陽、夕日、そして月







どれを見上げるのが好きですか?





如何でしょう。





私は多分、月が一番好きです。




夕日も悪くないけど、







形を変える月ならば、



その日がどんな日であろうと





どんな気持ちにも、フィットする気がしませんか。





ピオニー(芍薬)だなんて、なんて可愛い月餅でしょう。




その日、その月の元で切り分ける一つ、皆さんどれにするのでしょう。




では、月と靴は、どちらが好きか。






「誰が”ヒール”を発明したのかわからない。しかし、全ての女は、彼に借りがある。」




・・・・たしかに。





雨ニモマケズ、風ニモマケズ、






二本のハイヒールに、





今日も押し出されるようにして歩けるのが女かもしれません。




中秋に月餅を食べるが如く、秋の女には新しい靴が必要かと




久しぶりに、少しだけ、靴の様子をお届けしました。




でも、最近・・・あんまり店頭の靴に元気がないように思えてしまうのは、私だけでしょうか。






Love,




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