2010/12/31

微笑んだタイミングの神様

シンガポールより皆様へ






いよいよ今年もあと数時間ですね。








お使いに行ったモールでも、普段はみかけない欧米人のパパさんなどが






カートに山のように食材を買っていました。








家族や皆であつまって、一年を振り返り、労いあったり






または、パーティに繰り出したりするこのホリデーシーズン








ホリデーブルーというのもあるらしいんですよね。








普段は凌いでいた寂しさなんかに、ココロが耐え切れなくなってしまって








とっても残念なコトが起こるのも、またホリデーシーズンなのだと。







そんな雑誌の記事が街に小さく貼りだされていたのを読みました。







ワタシはといえば、先日お話したとおり、このホリデーシーズン








異国のここではたった3人の1チームが全てともいえるのに、







家族の時間を全然取れない、それに取れる予定も見えない







それを3人で乗り切らねばならない。







という意味においては、








「気持ちのささくれ」というのでしょうか。






治ってはまた、時々顔を見せてきたりもしております。







こういう状況に気持ちを荒立てるのは大人気ないこと。







イイ歳ですので、理解も整理もできております。







ですがココロはひたすら夜明けを待っているような状態。








まあそんな日々でありまして、靴屋がセールをしていても








ワタシとしたことが、購買意欲も沸きません(これは良いことかも?)






そんなこんなで迎えた今日






ポストを開けると






アメリカからカードが届いていました。




”Do you remenber when we could pick up the phone and talk aslong as we wanted without interruptions?”
---邪魔が入らず、受話器をとっては好きなだけ話が出来た頃を覚えてる?





Or get togather without having to plan weeks and weeks in advance?
---何週間も前から計画を練らなくても、集まれた日のこと。





Even though our lives are a little more complicated than they used to be,
---私たちの生活、昔よりほんの少し複雑になってしまったけれど





our friendship is still as important to me now as it was then.
---私にとって、私たちの友情はいまもってなお、あの頃そうだったように大切なの







And your birthday is the perfect time for me to celebrate you and the friendship we share.
---あなたの誕生日は貴方をお祝いするのと、私たちがシェアしてる友情をお祝いするのにパーフェクトな時ね。




Happy Birthday
---お誕生日、おめでとう。





今年の最後という今のタイミングで゙やってきたこんなカードに






郵便ポストの前で泣いてしまうかとおもいました。





そしてスエーデンからもお荷物が





キラキラの靴のオーナメントです。






アメリカや、スエーデンでアジア人として生活することは、






ここで日本人として生活するよりも






何倍も不便な事、不安な事もあろうかと思うのです。






そんな事を思いながら、昼食を食べたら何かがまた、ふっきれました。






小さな事で、傷がついたり、うっかり萎れてしまうのが心ですが






小さなきっかけで、またイキイキと輝けるのも心かと思います。






夫には弱点も多くありますが、






彼自身も振り返っていますが、この激動の一年、本当に踏ん張ったと思います。





ワンチーズプラタ、ワン、アイスダークチョコレート プリーズ。





ハッキリと、ひとりで注文が出来るようになってしまった息子のしなやかさ





堂々とこちらにアジャストしていこうとしている小さな姿には目を見張ります。





ワタシの成長は自分では目に見えませんが






長年の友達からも





お付き合いの短い友達からも





最後の数年会社で仕事をした先輩からも





それに、たった今書いたスエーデンの、ママ友からはじまった友人からや






皆々様から、




1年の終わりに、スイートでスパークリーなギフトをもらいました





母が送ってくれたハンカチと、親友のあの子が送ってくれたハンカチが





カップケーキの柄で色違いだったこと。







オトコ親の父が、きっと一生懸命選んだと思われるお土産のTシャツに






カップケーキが描かれていました。








ワタシっぽい。というところ、それぞれに思ってくれたんだろうと感じるにつけ






もしも




ブログで「自分の感じ」を日々すこしづつ表現できた結果の一つなのだとすれば






それが唯一の、自己評価ポイントかなとも思います。





でも。





それ以上に、優しい気持ちの人達が、心の傍に立ち続けてくれていた





それが身に染みた、という事が






2010年の核だった、と思っています。







この拙いブログを読んでくださっているPCの向こうの皆様にも感謝を込めて






本当にありがとうございました。





そうそう、一年の最後の最後に素晴らしいこと!




息子の幼稚園




突然、このタイミングで、トントントンと、進んで決まりました。





タイミングの神様に微笑まれました!




年が明けたら、2週間のトライアルです。




またお話させてくださいね。




With love.

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2010/12/28

新しい恋、はじめます。

突然ですがみなさま、香水は何をつけていらっしゃいますか?



香水。




香り、匂いって




一瞬にして「私の、あの時代」や「あの人」に自分をいざなってしまうアイテムと思うのですが、





皆様如何でしょうか?





毎日の生活では、もうそうそう思い起こすことの無い、






言ってみると”青春”だったりとか、例えばもう離れてしまった恋だとか。






今の生活には密着していないけれど、今の自分を創ったあの時を






フッと、”その”香水をつけた誰かが横切ったとき、蘇らせることは





男性の心はわかりませんが






女性であれば、きっとかなりの確率で、誰しも経験があることではと思います。






それだけその人の印象に強く絡まるアイテム、香水






だからこそ、服や靴とはまた違って、ボトルの可愛さ






その人の大ファンだから、というだけでは選べないというのがにくい所






お気に入りの香りをみつけるのは、恋に落ちるのにも、にていると思います。






それに服や靴と違って、なんだか「いらない時期」もある。






ワタシ自身は、その昔10代の終わりから、しばーらくは、ハイブランド系の香水






ディオールの紫の瓶のあれとかね、





シャネルのアリユールや、メンズのエゴイスト





服メーカーの出す香水で言えばラルフローレン





ディーバがイケイケの頃に出した香水も






爆発的にヒットしているものは、だいたい・・・そこそこに巡り、






妊娠・出産を機に、匂いの無い年、もありました。






そして1年と少し前、久々の衝撃を、クロエで感じます。






あら、あたしもクロエよ~、という方、きっと女性なら沢山ですね。






お友達の中にも居ましたし、





会社のmyデスクに小さな花を飾る、本当にうっとりするステキなステキなあの方も、





クロエでした。






それだけ多くの女性の、オンナゴコロ、を満たして応えた、クロエ






新しい香水を出しているのは、皆さんももうチェック済みかと思いますが






ワタシもそのひとりでして。






クロエ、Love, クリスマスギフトに、母へ贈りました。






Femininity, Sophistication & Style  ---女性らしさ、洗練とスタイル






パウダリーフレグランス、と書かれるその香り






なんともいえませんよ。






星では雑誌にお試しがついていまして、まずは「お見合いがてら」にこちらを購入しました。






ボディーローションも本当にいい香りです。母へのギフトセットを購入時に、いただけました^^






2011年に入ったら、自分の分も購入して






本格的な、お付き合いを始めてみようかと思う次第です。






いつかこの香水から離れて、その後、何年もしたとき、






どこで何をしているのか、今は見当がつきませんが






この暑い国のことを思うのだと思います。






皆様お仕事お疲れ様でした!  どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。




P.S.
クリスマス前、星の街で大きなスクリーンでよく流れていたこちら、ジバンシィの香水、PLAY 
夜のパリ、ジャスティンが目を合わせる一瞬前の表情。
何人か、ワタシ同様、スクリーンを見て立ちつくしてました^^ クリックして動画をご覧あれ!





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2010/12/25

クリスマスのラーメンで気づいたこと

シンガポールより皆様へ




如何お過ごしですか?



息子は、サンタさんの絵本も暗記してお話できるようになりました。





私は、文に無い事も大袈裟にくわえて読むのですが






例えば ”ぼくもらっぱっぱをもらったのさ!” ”あたしは、ふねよ”など





それをおんなじように話して聞かせてくれました。





さて、





きてくれたかな?サンタさん・・・・見に行ってみよう!




ああああーー。





叫ぶ息子。びりびりと包装紙を破ります。





きてくれたんだね、ねてるな、ねおくん、ほーほーほーってねえ?





残念なのは、夫にその瞬間を見せてあげられなかったこと。






前述にもありますが、今夫は、朝から晩まで、先の見えない忙しい毎日です。






今、というか、こちらへ来てからもうずっと、本当に色々なチャレンジの連続で






体・頭・心、どれも消耗していると思います。






そして同じくお話したとおり






ワタシはもう、夫の話を聞いてしまうと、いてもたっても居られない!






くー。なんとか出来んの!?






そういう風になってしまうトコロがあります。






”心配”というのはココロの中にひっそりと押し込むのが ”粋” なわけで






「心配だ」と伝えた瞬間からもうそれは自分だけの問題ではなくなると





解ってはいますが






そういう風になっちゃうんですね。






話をしている本人だって、






別に答えが欲しいわけでもなんでもなかったりするのに






「これこれ、こうやってやって、こうしてみるのはどう?」






そんな具合。






「なるほどね。」と思うときもまあ、あろうかとは思いますが、






ビジネスパートナーではなく、ワタシは家族なわけですから






「そう、そうだったんだね、さ、コーヒーでも飲む?」とか






「そうなんだ、頑張ってるぅ!そうそ、ビール買ってあるよ」とか






そんな余裕語録が、どうして常日頃の言葉預金の中から出てこないのか






結局、ワタシ自身が煮詰まった感情から楽になりたいのかもしれません。






「これこれ、こうするのはどう?」「そうだね、そうしてみるよ」






このやり取りなら、ワタシも心配からある程度解放されるわけですから。






ワタシ自身の、越えるべきハードルだと思っています。






モヤモヤーっと、ああ、今日倒れそうな顔してたなあ・・・。とか






そんな事を掃除をしながら考えていて






昨夜の夫の話も延々と頭でリフレイン。





なんたるクリスマスでしょうか。





年末年始もこんななのかしら・・・ずっとこうなのかしら・・・






ちっくしょー!! 風向きを変えねばならんでしょう。






このままモヤモヤで終わらせるわけにはいかないでしょう。






という事で、メークをしてタクシーに乗り、






ホンノ少し差し入れを持って






夫の頑張りってやつを息子と見学に行く事にしました。






オープンキッチンの向こうで




湯切りをしている夫






悠々と見せ、堂々としていました。






いらっしゃいませ。ありがとうございます。






おなかの底に響くおっきな声で周りを率いていました。






夫と出会った時、ワタシはらーめんに興味はゼロでした。






らーめんをデートで食べに行くとか、最初は恥ずかしかったです。






今でも、麺よりは、パンがすきです。





けれども、





夫の、「らーめんが好き」という情熱が






言うなれば、






今、この地に私たちを引き寄せるに至ったキーなわけです。



そしてこの地にいるからこそ、






大人になってなお、未知なる体験が出来る刺激も、味わっているわけです。






忘れてはならないことを、思い出させてくれる姿でした。





別に今年は正月がなくたっていいじゃないの。






いいクリスマスじゃないの。







クリスマスのラーメン






湯気の向こうに見える夫の姿が、そう方向転換させてくれました。




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2010/12/23

途中棄権のmyバースデー

シンガポールより皆様へ




ワタシの、誕生日。




クリスマスイブ前日というこの日






クリスマスと一緒になっちゃわない?





と、過去に幾度も素朴な疑問を問われました。






”盆と正月が一緒にきたような”という言葉がありますが






ワタシの場合は”誕生日とクリスマスが”一緒に来るわけです。





こんなにココロ踊ることはありませんし





街も華やいで、人も”クリスマスの感じ”なわけでして





幸せな日に生んでもらったな、と、思っています。





働きづめだった夫もどうにか休みをとってくれて





今日は丸一日、家族で楽しく過ごす気持ちでおりました。





あの子にもらった化粧品をおろして





あの子に贈られた玉手箱の中から可愛いネックレスを取り出して





顔なじみになった、クラッチバッグのお姉さんの小さなバッグも飾りのように携え、





ハイテンションにて出陣です。






まずチャイナタウンに行って








美味しいとご紹介いただいた餃子なんかを平らげたあとで



私が飽きもせず、マーちゃん小物を買っているちょっとの間に







夫と息子は2人で乾杯をしておりました。





まさか!?というような店構えのお店で







こんなに可愛い巾着もみつけて、









これは今度あの子に贈ろう♪ そんな風に思って歩いていたあたりから







夫の携帯電話が鳴り出しました。





そうなってくるともう、また鳴って・・・またまた鳴って・・・





「行ってあげたら。」  と、言葉をかける事に決めました。





新しいお店がオープン、また、ギリギリの人数と状態でこのホリデーシーズンの仕事をしていると





そんな話を連夜きいていましたので





ローカルスタッフの、もうたまらんぞ!という状況に





外野のワタシも、感情移入しましたし





頼むから23日は、と、一生懸命皆のケアをして、難を排してきたはずなのに、と





なんともいえない夫の気持ちもよくよくわかってしまって。





ともかく、今日の誕生日は餃子を食べたアト、途中棄権しました。





ワタシは、上に立ってチームを動かす、という役割はこなした事がなく





仕事、精神面においても神のような上司にかばわれながらオフィスでの日々を送ってきました。





今、夫は、プレーヤーとしてだけでなく、監督としても





日々チャレンジの連続なのだと伝わります。





懸命になってなお、また次の山が聳え立ち。





慕われてなお、





皆の士気のアップダウンが、夫にのしかかってきます。






期待される喜びの奥の、重圧。






達成感と、焦燥感の繰り返し。






ワタシに出来ることはいったい何でしょうか?





話を聞くほどに、どうにもアツ~くなってしまう。





夫のために出来る事、というソレからはもう逸して、





自分もそのチームの一員になったかのような気持ちになってしまっており、





そういうあたり、やや、ワタシの悪いクセかと思います。





Anyway...





途中棄権は英断だった。





そう自らを褒め称え





それくらいしか、今の自分には出来ないんだから。




そうサラッと頭に残しながら





また、いつぞやの夫の休みにリベンジof マイBIGバースデーを





ひそやかにもくろみながら(笑)






お祝いの言葉を送ってくれた、家族や優しい友人の皆に





メールを返しはじめたいと思います。





なんだか今年は、お祝いの言葉を頂くことが格別に心に染みました。






餃子屋さんのレジで、白人のスーツの男性グループが





おもいっきりアジア~、なキャッシャーのおじちゃんに




" Merry Christmas "





と言って立ち去ったその瞬間、”ああシンガポールにいるのだな”と思った今日です。




ちょっと、長く語ってしまってごめんなさい。






皆様どうぞ、よいクリスマスを!



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