2012/09/25

とある日曜の事件


相手がすごく怒っているとき

ひと呼吸しよう

もしかしたら

あなたの愛が足りないのかもしれないからね     ----本より抜粋。

 

 

 

日曜日、家族で市場に行きました。ワタシと息子だけで行くつもりでしたが、

 

 

 

夫も、彼の中では頑張った早起き。

 

 

 

夫は「市場好き人間」です。

 

 

 

買い物を済ませ、素敵ベーカリーカフェへ。

 

 

 

カフェで活気がある、と書くのは、ちょっと変な表現ですが、

 

 

 

でも、人に溢れ、イキイキしてたなぁ

 

 

 

夫がその後、カレーに行かないかというので、付き合いました。

 

 

 

夫のブログでは時々見ていた、ホーカーのぶっかけカレー。

 


 

 

ぶっかけカレーっていう名前ではないんですが

 
 
 
 
 
 
ぶっかけカレーって名前にもしたくなるさ。といいたくなる見た目で。

 

 

 

でもこれ、一口もらうと美味しくてびっくりしました。看板通り、名店なのかな。

 

 

 

これ、おいしいの?と聞くネオ

 

 

 

この、警戒心全開の目つきと、いつでも逃げてやろう、という口の開き方

 
 

 

 
 

一口食べて、・・・悪くない、.と思ったんでしょうね。

 

 

 

 

この一連が親としては爆笑でした。なかなかに、いい、日曜日のスタート。

 


 

 
さあ、帰ろうか。と。

 

 

 

この日、このあと、ちょっと初めての体験をしたのでお話させてください。

 
 

 

タクシースタンドがない場所で、十字路の各場所に適当に人が立ち、それぞれに

 

 

 

流れているタクシーを捕まえようとしていました。

 

 

 

歩いて自然に適当な場所に立ち止まって、丁度向かってきた空車に手をあげ

 

 

 

すんなり、まずネオから乗り込ませた。

 

 

 

その時、大声でこちらに向かって声をかけられているのに気がつきました。

 

 

 

道の反対側に立っていた、おばちゃんと、その息子さんでしょうか、両方大人。

 

 

 

それ、私たちのタクシーでしょ?私たちのが先に待ってたでしょ?

 

 
 
 

と、いう内容を、すごいケンマクでまくし立てています。その勢いたるや。

 

 
 
 
 
 
 
目が離せないくらい怒っていて

 

 

 

ネオをおろしました。

 

 

 

タクシーの運転手さんは、えっ?という顔をしていたので、

 

 

道の、反対側の人が乗るみたいなんで・・・ワタシたちは・・・

 

 

と、説明していると、道をズイズイっとわたってきたお二人は

 

 

 

どうしてそんなに・・・というぐらい怒って、これは私たちの車なの!ということを

 

 

 

夫とワタシにまくし立ててから、タクシーに乗り込みました。

 

 

 

怒鳴り散らされて、夫は、憮然としはじめていました。

 

 

 

ネオは、・・・あれっ?という感じ。

 

 

 

ああ、市場にいって、カフェも行って、笑ってカレーも食べて

 

 

 

貴重な楽しい日曜日が、これから、違う色になってしまうんだ・・・と、

 

 

 

思ったその時、その二人がタクシーから降りてきて、

 

 
 
 

降りたドア越しに運転手さんにも、怒鳴っています。

 

 

 

色々言っていましたが、最後に、運転手さんと、こちらと、どちらにもだったんでしょうね

 

 

捨てセリフとして

 

 

You Fu++ing Bastard !

 

 

と言って、バターン!とドアを閉めて、ブリブリ歩きさっていきました。

 

 

 

・・・。一拍の間をおいて、気づくとタクシーはまだそこ。
 
 
 
 
 
運転手さんは、乗って、という仕草をしています

 

 

再度乗り込みました。

 

 

・・・・ふぃ〜・・・・。

 

 

 

すると、今度は運転手さんが怒り収まりません。

 

 

「クレイジーだ。」と切り出したらもう止まらない。

 

 

 

「僕はね、道のこちら側を走っていたんだから、あなたたちが乗客なんであって、あの二人を乗せようととまったんじゃないんだ。だろう?だから、そう言ってやったんだよ。」

 

 

「いるんだよ、たまに、ああいう人、すっごく傲慢で、それを見せつけるように言ってくる人が。etc….」

 

 

全く同じ事を、二回繰り返してしまう位、運転手さん、怒っていました。

 

 

はい。はい。ええ。と聞いていたワタシ

 

 
 

ひとしきり語った後、運転手さん、最後に、

 

 


“ You know, but I don’t give a damn! “

 

 

 

可笑しくなってきました。

 


 

ああ、こんなイキイキした(笑)口語表現を、立て続けに

 

 

 

今のワタシの普段の生活で聞くことあるだろうか。

 

 

 

家に着く頃、ひとしきりの緊張感からも解放され、




 

お金をお支払いし、お釣りを受け取った後で、

 

 

 

判断に感謝してます。ありがとう。と、ほんのわずかなチップを受け取ってもらいました。

 

 

 

えっ?という感じの運転手さん。

 

 

 

その一瞬後に、運転手さんも柔らかい表情になっていました。

 

 

 

ワタシは、それは僅かなそのチップがそうさせたのではなく

 

 

 

運転手さんの行動を賛えたいこちらの気持ちがそれで通じたからだと
 
 
 
 
 
 
そう感じています。

 
 

 

真っ青なマスカラをした、アートメークなヒョウ柄おばちゃんにトコトン怒鳴られ

 

 

 

迫力あって、やはり気持ちがいいものではないし

 

 

 

これが来星すぐだったら、凹んでしまったかもしれません。

 

 


勿論、その一連に、なんとも言えない緊張感は感じたけど

 

 

不思議なほど、この日、腹が立ちませんでした。

 

 
 

まだネオが2歳の頃にここに来て、基本的にワタシなんて、ゆずってもらいまくりで

 

 

 

チョイチョイ、気持ちのいい世話を知らない人に焼いてもらって

 

 
 

いいの、いいの、とっときな。みたいなオマケも結構してもらって

 

 

 

この怒鳴られ事件は、例外だと、感じる事が出来ていました。

 

 

 

だから、“まったくこの国の人は”と思うにいたらなかったです。

 

 
 

いやそうじゃなくて、意外にあれかな

 

 

 

ぶっかけカレーが、おいしかったからかな^^

 


 

そうさ、たまにこういうことだって、起こる。

 

 

 

どう色を変えるかは、自分次第なんだな。と

 

 

 

と、色々胸いっぱいで、自宅に戻り、
 
 
 
 
 
 
“でもあれだね、ワタシ人生で初めてはっきりFワードいわれちゃったよ。Fu++ing Bastard  って捨て台詞さあ”

 

 

と、夫に話しかけたら

 

 
 

「・・・言ってた?」と・・・。

 


 

・・・えっ?

 

 

聞こえない、っていう技も凄いな。と、夫の奥深さも知った

 


 

興味深い日曜日でした。
 
 
 
 
 
 
Love,
 
 
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