2012/09/11

月餅と3年生


”長らく感じていたプレッシャーがふわりと緩み、未来について
新しい展望を描き始めることができるときです。
とはいえ、この時期貴方が描き始める展望は、かなり遠い未来まで続いている気配があります。一朝一夕で叶えられるような夢ではなく、何年か努力を積み上げた先にやっとたどりつけるかつけないか、というような、重みのある、スケールの大きな夢が視野に入ってくるのです。
ですから、展望は華やかだったとしても、「今、この場所から始めること」は地道な勉強であったり、少しづつの貯金だったり、誰かの下で教えを講たりと、何となく地味な作業であるだろうと思います。
それでも「道が見つかる」ことに不思議な安堵感を覚えつつ、
日々意欲的に歩いていける人が多いはずです。”
                             ---石井ゆかり“この秋のあなた”より

 

 

 

チャイナタウン近辺で夕飯を食べようと、歩いていたら

 

 

 

沢山ランタンが出ていました。中秋です。

 

 

 

通りに一軒、古い感じの月餅屋さんが。

 

 

 

月餅「も」売っているのではなく、月餅「を」売っているお店なのだから

 

 

 

ここは間違いないんじゃないか。もしかしたら物凄い老舗なんじゃないか。

 

 

 

そんな期待をしながら

 

 

 

小さいのをいそいそと1つだけ買って食べてみました。実においしかったです。

 

 


 

夫は既に三年生ですが

 

 

 

 

もうあと数日で、ワタシとネオは星に渡って丸二年になります。

 

 

 

近くのモールで始まった、月餅フェア。

 

 

 

去年の月餅の時期は辛かったなあ。と

 

 

 

ちょっと大変だった事も、その色が変わってきていることを噛み締めます。

 

 

 

二年という時間が長いのか短いのか、二年は二年に変わりありませんが

 

 

 

非常にいろいろな想いと共に歩んだ、とても特別な二年だったと思います。

 

 

 

最近夫に、「全く、毎日 何ほっつき歩いてんの。」と言われました

 



 

夫にしては(笑)、抜群のコトバ選びですっごく可笑しかったです。

 

 

 

言った夫も、言われたワタシも笑いました。

 

 

 

こちらに来てから、ほうぼう出歩いたし、色々なゲストも来てくれて。

 

 

 

 

だけども、どこか安心して、“ほっつき歩け“ るようになったのは最近かなと

 

 

 

なんかそう思うんですよね。

 

 

 

土地勘とか、お金とかじゃなくって、会う相手でもなくって、

 

 

 

おそらく

 

 

 

自分の心が、色々な事柄と時間の波を.経て

 

 

 

ここをホームと捉えるようになってきたような感覚があるんです。

 

 

 

それで、凄く意外だったんですけれど

 

 

 

この心のスタイルを作るまでに結構時間がかかった気がします。
 

 

 


冒頭は、以前も一度ブログに書いた「石井ゆかり」さんの占いの言葉です。

 

 

 

 

“占いを超えた文章の深さ”と本のセールス文言になっていましたが

 

 

 

 

本当にそういう意味でこの人の言葉が好きです。

 

 

 

 

まだ道が見つかってはいませんが、「不思議な安堵感」とともに

 

 

 

 

今は、少なくとも、意欲的に歩んでいけそうな気がしながら、

 

 

 

 
・・・ほっつき歩いてる、二年目ラストスパートです。
 
 
 
 
 
 
 
友達に家族のみんな、コレを読んでくれている
 
 
 
 
 
 
まだ会うことの叶わない皆様へも。
 
 
 
 
 
 
三年目も、
 
 
 
 
 
どうぞ、宜しくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
Love,



Click and make me happy
にほんブログ村 海外生活ブログ シンガポール情報へ

2 件のコメント:

  1. 私がまだ二十代のころ。免許の更新に行ったのね。その時きづいたんだ。その顔写真は私だけど、本籍も住所も名字も全部変わってしまって、私を表すものはファーストネームだけになってたことに。

    結婚したんだから当たり前のことなんだけど、このファーストネームを除くすべてが見慣れない別のものに置き換わってしまったということを、真新しい免許証に発見して、とても心細いような、またどこか悔しいような気分になったのを思い出した。

    生まれ育った賑やかな家を離れ、コチコチ・・・と秒針だけが聞こえる狭いアパートに、つわりでダルく、何かする気力もなくただそこに居る。当時、メールだのインターネットだのが存在せず、華やかな独身生活を楽しむ友人たちとは真逆の生活時間を過ごし、知り合いの一人もいない場所で、突然気付いた「ファーストネームだけ」になってしまった私。

    不思議な安堵感、というのは、いったん波にさらわれたように失った自分の根元が、新たにこの地で生えてきたという証拠なんじゃないかなと、勝手に想像しています。

    「ほっつきあるく」表現にカラリと笑える。あてどなく歩いたって、不安にならないのは、自分、そして自分の居場所がそこにあるからなんですね。

    返信削除
  2. Kazue さん

    自分と全く同じシーンではないのに、こんなに深く理解されている感じの
    コメントに本当恐れ入ってしまったよ。
    「そうなんです」にしかまとめられないくらい圧巻!
    やっぱりKazueさんは本の帯で稼げるんじゃないかと真剣に思うわ。
    そして聞くにつけ、話すほどに全てに愛着の深まるKazue今まで物語。これからもホント楽しみ。これから物語もだけどね^^

    返信削除