2011/01/22

お父さん、お星様からお手紙します

お父さん、お星様からお手紙します。




これを読むのは、何日後かになるかしら。





人生でも大きな大きな節目の誕生日





真っ赤なベストでも買って、大笑いしながら焼肉食べたりしたかったけど




ままならないね。




真っ赤なベストのかわりに、黒いスーツに黒いネクタイで




今日はおばあちゃんの傍にいるのよね。




こちらは普段と同じ時が流れ、全然信じられないの。





でもしばらくの間、お母さんと一緒になって




お父さんすっごく頑張ったんだろうなっておもうにつけね、





何ひとつ役に立てなかったこと、本当に、申し訳ないなって。





お父さんってさ、





例えば、「すっごい優しい人で愛妻家で」・・・とか





すっごい子煩悩で、とか、もう、あのパパはマメでマメで、とか






なんだろう、不思議なんだけど、”そういうイメージ”じゃないの。





でもね、実際は、お父さんのしている事を思い起こすとさ、





大事なときに居なかった事、1度も無いな、っておもうの。



「別に、なんでもないよ。」 って感じにサラーッとした顔をして





空港に迎えにきてくれたり、引越しを手伝ってくれたり




タケちゃんのラーメンの道のりにかかる諸々も





ずうーっと応援してくれていたのよね。





で、「はい、じゃね。お疲れさんね。」って。あっという間に帰っちゃうの。






どんな日だってネクタイして会社に行って、浮き沈みを出さない。





お父さんには、「自分の愚痴話したって仕方ない」って思うかわりに





人生で大事な事は必ず聞いてみたいな、って思う。





お父さんみたいなヒトが、長いこと、





ワタシの「普通」の基準でありつづけていること、
 




本当によかったなって、心から、今、思うのよ。





あんまり長くなると、結婚式のスピーチみたくなっちゃうし




もうおしまいにするね。




会えないけれど、お星様から、ワタシたち3人の想いを、精一杯こめて。




お父さん、お誕生日おめでとう!





そして、沢山沢山、ありがとう。



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