暑けりゃ出すヒト。
暑くても覆うヒト。
カジュアルに覆う日もあれば
ちょっと「お国っぽい」服で出かける日もある。
ともかく。
みんな違って、それぞれに、いい。
そんなことを、じわじわと体感中です。
異なるバックグラウンドの人間が混ざり合い暮らすこの国の、いわゆる”共通”は何なのか?
それは、”マナー”な気がします。
新参者のワタシが語るのはまだ早い気が致しますが、とりあえずそう感じています。
たとえば。
エレベータで、誰かと乗り合わせた場合、十中八九、微笑みあう。
そしてどちらからともなく"Hello"です。
目が合ったら、その目をそらす前に、ちょっと微笑み合う。
インド人でも、中国系でも、オトコでも、オンナでも、そうです。
席を譲ってくれるのは、スマートなタイミングで、男性が多いんですよ。
よく周りを見てるんですよね。
先日、調子に乗って、IKEAで、重くてかさばるものを買い込みすぎ、
会計のタイミングで息子は寝てしまって。
「荷物、カートに乗せましょうか?」 と小声で申し出るタイ系の若い男性。
タクシー乗り場で「お先にどうぞ。」と、ヨーロピアン。
そして、重い荷物を2人がかりでトランクに乗せてくれたインドの女性。
「本当にありがとう。」と言うワタシに、深い深い黒い瞳をした彼女は、
わたしの目をみて、ゆっくりと、2回うなづきました。
いい加減ハタ迷惑なワタシですが、優しさ3連発に助けられ家路をたどります。
Helpingの精神、かなり根付いています。
けどなんでしょう、アジア人故、大袈裟な感じがしないとでも言いましょうか。
絶妙です。
上海在住の友人が、バケーション帰りのトランスファーでこちらへ寄ってくれました。
上海で、逞しすぎる人々に鍛えられている2人。人々のお行儀の良さに感激していました。
マナーがよいのは罰則が多いから? 確かに、それもあるかもしれません。
でも、助けてもらった時、息子に言うようにしてます。
「いま助けてもらった。まますごーくうれしい。ありがたい。」
すると、「ね。まま。おじさんやさしいね。」と返してきます。
助ける事は、優しい。
助けられると、うれしい。
2歳にだってわかること。
みんな違ってそれでいい。けれど、異なる文化に存在する 「みんな、おんなじ。」
優しさを、大切に、していきたいです。