シンガポールより皆様へ
先日、両親が来ていた時、母と色々な雑談をした中で、
「料理をしてるときって、ほら、なんか無になれるじゃない。」
みたいなコトを、母が言った時、
「うん」といったか。「うーん。」と言ったか、忘れてしまいましたが
おそらく同意したような気もするんです。
が、実際思うに、私は、料理を作っている時は多分、雑念だらけです。
ちょっと心配なことがあったりするときは特に
肉を切りながら、野菜の皮をむきながら、
そのちょっとの「モヤー」が、頭をみるみる占領していきます。
だいたい、あれです、頭に画像も出てきて。ため息も出ます。
この間、友人のお宅に野菜食をご馳走になりに行った時、その子は
“おいしくなるおまじない”をしてから、蓋をしたんですよね。
食材や生産者に感謝して・・的な文言を声に出して言うわけです。
かっこいいったらありゃしないじゃないですか。それ。
念を込めたお料理は、勿論、物凄く美味しかったです。
やっぱり、お料理、心ここにあらずで作ったらだめね。と思います。
人間、ちょっとの不安や不満やゆきずまり、先週元気でも今週はイマイチ。
というのはある程度、誰にもあろうかと思いますが
そんな中でもワタシが絶対的に無になれる瞬間は何か。
皆さんの、無の快感は一体、どんなときでしょう。
美味しいものをほおばっているとき、かもしれないし
走っているときかもしれない。
きっとこれも、人それぞれなんでしょうね。
色んな日があっても、ワタシは、
すこし秋っぽい色合いが出てきたシンガポールで、
ご近所巨大モールを味方につけて、大丈夫そうです。
そう、ワタシのそれは、店を見て回ること、でした。
買わなくっても良いんです。
余裕のあるお使いの時に、近所のショッピングモールで、
あそこと、ここと、ここと、ここ。を一応全部隅々、総ナメするわけです。
時間は、余裕がないくらいのほうがよくて
キビキビ、(笑)一人でお店を見て回るわけです。
その時こそが、無。それでもう割といろいろ・・・大丈夫。
長い説明になっちゃいましたが、そんなことがつい今週あったわけです。
仕事でもないくせに、調査員さながらキビキビ店を見て回っていたそのとき
ファストファッションの店で、なんだか、調子のいい曲がかかってたんです。
そのお店、いつもいる若い男性の店員さん、が、すごーーく、太ってるんですね。
シンガポールって、華奢な人多いじゃないですか。
だからとても目立つし、なんかその人、いい感じなんですよ、バランスが。
彼はその日レジ担当だったんですが、しばらくして
曲に合わせて、サビを歌って、体をゆすっているわけです。レジで・・・
そしたら、なんか「うわー。海外だなー」と、もう今更に思って
ワタシ、ノリとしてはアメリカが好きなんですけれど、「ぽい」感じで。
なんかスッキリきました。
そういうの、ないですか?無い、かな(笑)
曲のサビを覚えてかえって、一生懸命検索してしまいました。
結構昔の曲です。
店員さんも、見た目、わりとこんな感じなんですよね。
PV と歌詞つき、両方のせておきます。
因みに店員さんが歌ってたのは ” You, you got what I need,
but you say he just a friend
But you say he just a friend “ のところで。
この曲、爆笑です。
Love,
Click and make me happy
仕事中もゴルフ中も雑念だらけ…
返信削除仕事中は「こうすればもっと実績上がるかも…」でコケ…
ゴルフ中は「これが入れば!」でスカ…
でも、履歴書にも書く「趣味=料理」は「無心の境地」
気が付くと残り物の野菜で浅漬け
振り向くと冷凍庫の中のカチカチ肉でトロトロシチュー
瞬きするとちょっと変った和風バーニャカウダ
私にとって「無は厨にあり」です。
返信削除南国ゴルファーさん
カチカチ肉でトロトロシチュー....
かぁ......。と、考えていたら、熱々のレンコンを
手のこうに落とす。という、あり得ない台所風景になりました。
無は厨にあり、遠くに輝くそれが眩しいです。(苦笑)