お星様からお手紙します ~love letter from Singapore~: 6月 2011

2011/06/30

優しい曲

シンガポールより皆様へ

今日で６月も終わりですね。

そう書き始めるには遅い時間になってしました。

７月にこれを読まれる方も多くいらっしゃるかと思います。

皆様に宛てたお手紙、ワタシのブログの半年分を

振り返る投稿にしようと思っていたのですが

午後になって、いてもたっても居られないような話を聞き

悔しさとか、怒りとか、強い感情が、どんどん出てきて

なんなら血圧も体温も上がってきちゃった感じで、

むかむか、そわそわしちゃって

机とかピカピカに拭いてみましたが、気持ちが収まりきらなくなってしまいました。

社会で生きていけば、

なんていうか・・・「マジ？」って。

「なんだそいつ？」って思いにになる事って・・・ありますよね？

自分の事じゃない時のが、気持ちの持っていきようが無い場合も。

例えば大親友や、家族が傷つけられたとか。そういう事だって出てきます。

まあ今日はそんな午後だったわけで

古い友人に、”優しい曲”　があれば教えてね。と言ってみました。

パッと浮かぶのは、これかな～。と

すぐかえってきたのがこちら。

素敵な曲で、聞いてたら、かなりtenseだった気持ちの波が

穏やかになった気がしました。

「くちなしの丘」---原田知世

”言葉にしたら　すぐに壊れて　きっともう戻らないから
花の向こうに君が見えたら　何を話そう”

”触れてみたなら　すぐに終わって　きっともう届かないから
花の向こうに君が見えたら　何を話そう”

この曲を教えてくれた友人は、アメリカで時間を共にした友人ですが

それから彼は１０年そのまま残って、バイオの研究をしていました。

理系なのに、使う言葉は文学的な彼

この先世界の何処かで

ヒップホップからジャズ、バスケにサッカー

何にも詳しい

敬愛される

味のある学者になってしまうんだろうなと想わせます。

アイフォンで聞き終わって、煮詰まった気持ちからの緊張が解けて

ポロポロっと涙が出てしまって

その後、

それを見のがさなかった、制服姿の３歳の息子が

「あー。すてきなおうただから、なみだがぽろぽろでちゃったのか。」

ポッキーを食べながら、そうつぶやきました。

今年後半戦、頑張っていきましょう!

Love,

Click&Make me happy!

2011/06/26

3歳のｻﾅちゃんへ

シンガポールより、サナちゃんへ

サナちゃんが帰って、あっと言う間に時がすぎていくね。

ネオ君ママと、ネオ君、二人でお散歩しながらね

サナちゃんが来た時、すごく嬉しかったんだよね。って今日もお話していたの。

サナちゃんとネオ君って、小さな頃からお友達で

いっつも一緒に走り回って

一緒に、お菓子食べてたんだよね。

ネオ君、１人でシンガポールに来てね、ネオ君ママもネオ君も

しばらくずっと二人だったの。

だから、ああ、ネオ君と二人でここに来たなあって

そう想いだしながら、二人が絵の具で遊ぶ姿を見たり

一緒にプラタ食べたりしてね

なんだか、ネオ君ママ、涙が出そうになっちゃった。

遠く遠くの東京から、夜の飛行機で来たさなちゃん

体を壊さないか、ネオ君ママ心配していたの。

でも、ずうっと、元気で、疲れた顔も見せなかったね。

ネオ君さ、車がガタガタ揺れたから

マーライオンのところで、いっぱい吐いちゃったんだよね。

それで次の日ビンタンに行くとき、サナちゃんもガタガタ揺れる車に乗って

吐いちゃったって、サナちゃんママから聞いて

「サナちゃんもゲボ出た～♪」　って言ったんだよ、って聞いてね

ネオ君ママおなかが痛くなるくらい笑っちゃったよ。

サナちゃんって本当に可愛い子で、元気で、おりこうさんで

それはずうっと解ってたんだけれど

シンガポールに来たサナちゃんとネオ君が、あんまり楽しそうで

ネオ君が本当にしあわせそうだったから

ネオ君ママ、サナちゃんにお手紙を書きました。

ネオ君ママ、サナちゃんのママとパパと、ずうっと仲良しでいると思う。

サナちゃんとネオ君も、もっと大きくなって

それでもまだ一緒にお菓子を食べるかな。

一緒に走り回るのかな。

そんな事を考えながら、また明日もネオ君と一緒に

サナちゃんのお話をしようと思います。

サナちゃんありがとう。

Love,

Click&Make me happy!

2011/06/22

アテンドは誰のため？

シンガポールより皆様へ

１週間ぶりにブログを更新します。お変わりありませんか？

日本での息子の保育園のお友達家族が来星し、数日共にすごしておりました。

日本に居た頃からそうなんですが

その友人の”おもたせ”センスって本当に光っていて

それがこんな量で来たから、息子もこのスマイルです。

マンダリンオリエンタル、そして２日目以降はラサセントーサに宿泊した友人

どちらのホテルも申し分なく絶景、ラグジュアリーかつ、リラクシングで

いつか自分も宿泊したいと思った程。

夫は１０日前ほどから、急遽新店舗の立ち上げに関わっており

今回はフルアテンドが難しかったのですが、

最後の一日だけは休みを取って、皆で過ごしました。

観光バスや遊覧船、そして、あのマリーナベイサンズの展望デッキから見た夜景。

弟のアテンドの際も思いましたが、自分が少しずつ体験してきた事を

一挙に数日で案内する事で、星の街は一層輝いてくれます。

そしてお別れした後は、思わず一点を見つめてしまうほど、寂しいものです。

キラキラの夜景を見て、お別れをした後に乗ったタクシーで

「誰かが来ると、嬉しくて、嬉しくて、寂しいね。」　と夫と話しました。

”いつか遊びに行きたい！”　”いつか遊びにおいで。”

そうやって何人もの友人と、幾度も言葉を交わしていますが

忙しい大人になると、そうそう、なかなか・・・

海外に住むという事はそのあたりを覚悟しなければならないのですが

早い段階でそれを実行に移してくれた友人と過ごした後のワタシの思い。

彼女については以前書いていますが、きてくれた嬉しさにプラスして

やると決めたら実行に移す人なんだなと、

変な言い方だけど、そんなところを尊敬してしまったというか、

想いを書き始めれば、ブログの範囲に収めきれるものではありません。

どうしても書き留めておきたい気持ちの一つとして

今回、星においての友人夫婦のの言動、行動の全てから

友人の、”友人として”の側面だけでなく

夫婦としての絶妙のｺﾝﾋﾞﾈｰｼｮﾝを見た数日だった、というのがあります。

旅行って、多くを語らずとも皆さん頷かれると思いますが

二時間一緒に食事をするのとはわけが違います。

自分のしたい事、イメージしてた事に、時間、子供の折り合いをつけて

その場その場で判断していく。

子供が居ると、靴を履かせて、さあ出ますよ。というのに時間がかかることが

往々にしてあります。

旅で疲れちゃおしまいじゃないのよ。って所もありますが

いやはや、丸一日居れば、実際は案外疲れたりするものです。

楽しく過ごせた理由の大きな一つは

旦那様のパートナー力、父親力が実に高かった事

暑い国で、さっき走ったかと思えば抱っこをせがむ３歳を

時に２人纏めて抱きかかえ、

まったくイライラせず、上手にテンションダウンやUPをコントロールする様

普段から娘さんの相手をどのようにしているのかよくよく見えました。

息子は人懐っこくて、どんな大人にも懐くタイプですが

息子なりに波長の合う大人っている訳でして、それがどういう人かと言うことも

親の私にはやはりわかります。

夫に向かって、タクシーに乗る前に

「かげながら応援していますから」と最後にスッと握手を求めた

友人の旦那さんの手は、その前日は息子に手遊びをしてくれた手と同じなのです。

それを静かに見守る妻としての友人。

ママ友同士の奥のパパ達、で始まった関係が熟してきている様子を目の当たりにし

胸が熱くなりました。

アテンドって、ゲストのために付き添うことなんじゃなくって

自分がここに住む実感とか、友人の心の深さや暖かさを確認できるように

タイミングの神様に、与えてもらっているご褒美のように感じた数日でした。

３人とも、きてくれて、本当にありがとう。