2010/12/25

クリスマスのラーメンで気づいたこと

シンガポールより皆様へ




如何お過ごしですか?



息子は、サンタさんの絵本も暗記してお話できるようになりました。





私は、文に無い事も大袈裟にくわえて読むのですが






例えば ”ぼくもらっぱっぱをもらったのさ!” ”あたしは、ふねよ”など





それをおんなじように話して聞かせてくれました。





さて、





きてくれたかな?サンタさん・・・・見に行ってみよう!




ああああーー。





叫ぶ息子。びりびりと包装紙を破ります。





きてくれたんだね、ねてるな、ねおくん、ほーほーほーってねえ?





残念なのは、夫にその瞬間を見せてあげられなかったこと。






前述にもありますが、今夫は、朝から晩まで、先の見えない忙しい毎日です。






今、というか、こちらへ来てからもうずっと、本当に色々なチャレンジの連続で






体・頭・心、どれも消耗していると思います。






そして同じくお話したとおり






ワタシはもう、夫の話を聞いてしまうと、いてもたっても居られない!






くー。なんとか出来んの!?






そういう風になってしまうトコロがあります。






”心配”というのはココロの中にひっそりと押し込むのが ”粋” なわけで






「心配だ」と伝えた瞬間からもうそれは自分だけの問題ではなくなると





解ってはいますが






そういう風になっちゃうんですね。






話をしている本人だって、






別に答えが欲しいわけでもなんでもなかったりするのに






「これこれ、こうやってやって、こうしてみるのはどう?」






そんな具合。






「なるほどね。」と思うときもまあ、あろうかとは思いますが、






ビジネスパートナーではなく、ワタシは家族なわけですから






「そう、そうだったんだね、さ、コーヒーでも飲む?」とか






「そうなんだ、頑張ってるぅ!そうそ、ビール買ってあるよ」とか






そんな余裕語録が、どうして常日頃の言葉預金の中から出てこないのか






結局、ワタシ自身が煮詰まった感情から楽になりたいのかもしれません。






「これこれ、こうするのはどう?」「そうだね、そうしてみるよ」






このやり取りなら、ワタシも心配からある程度解放されるわけですから。






ワタシ自身の、越えるべきハードルだと思っています。






モヤモヤーっと、ああ、今日倒れそうな顔してたなあ・・・。とか






そんな事を掃除をしながら考えていて






昨夜の夫の話も延々と頭でリフレイン。





なんたるクリスマスでしょうか。





年末年始もこんななのかしら・・・ずっとこうなのかしら・・・






ちっくしょー!! 風向きを変えねばならんでしょう。






このままモヤモヤで終わらせるわけにはいかないでしょう。






という事で、メークをしてタクシーに乗り、






ホンノ少し差し入れを持って






夫の頑張りってやつを息子と見学に行く事にしました。






オープンキッチンの向こうで




湯切りをしている夫






悠々と見せ、堂々としていました。






いらっしゃいませ。ありがとうございます。






おなかの底に響くおっきな声で周りを率いていました。






夫と出会った時、ワタシはらーめんに興味はゼロでした。






らーめんをデートで食べに行くとか、最初は恥ずかしかったです。






今でも、麺よりは、パンがすきです。





けれども、





夫の、「らーめんが好き」という情熱が






言うなれば、






今、この地に私たちを引き寄せるに至ったキーなわけです。



そしてこの地にいるからこそ、






大人になってなお、未知なる体験が出来る刺激も、味わっているわけです。






忘れてはならないことを、思い出させてくれる姿でした。





別に今年は正月がなくたっていいじゃないの。






いいクリスマスじゃないの。







クリスマスのラーメン






湯気の向こうに見える夫の姿が、そう方向転換させてくれました。




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2 件のコメント:

  1. いつも拝見しています。
    奥様も旦那様も一生懸命で、お互いを気遣い、シンガポールでがんばってますね!
    とても素敵なご夫婦で、見習いたい私です。

    奥様も旦那様が大変な時期で心配でしょうが、どうぞがんばりすぎないで、無理しないでくださいね。

    たまたま私はBedok在住です。
    このショッピングセンターが作られてるのは知ってましたが、新店舗が入ってるのは知りませんでした。
    友達を誘ってぜひラーメンを食べに行きたいと思います。

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  2. さんぼーらさん

    初めまして、こんにちは。

    いつも見てくださっているとの事、そして言葉の運びから、さんぼーらさんが優しい方なのだろうな、と想像できて...お会いした事の無い方から、こういうタイミングで優しい労いの言葉をいただけるなんて、心のビタミンになります。ありがとうございます。

    Bedokにお住まいなんですね。足を運んでくださるの、きっと夫も励みになります
    うっかり疲れた顔になっている瞬間があれば...
    どうか片目をつぶってやってください^^:

    またこの場ででもお話できる機会を楽しみにしています

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